海外旅行の両替はデビットカードで現地ATMからキャッシングが便利

海外旅行に行ったとき両替はどうしていますか？

手数料が安い両替所を探したり、クレジットカードを使ってキャッシングしたりしている方が多いと思います。

しかし、日本の銀行が発行しているデビットカードの中には、現地のATMから外貨を引き出せるカードがあることをご存知でしょうか。

手持ちの現金が無くても、いつでも口座から引き出せて、そのうえ手数料まで安いため、海外旅行に行かれる方には必須のカードと言っても過言ではありません。

今回の記事では、海外旅行で便利な無料で作れる海外ATM対応のデビットカードについて、解説していきます。

海外のATMに対応した銀行のデビットカードは両替に便利

海外旅行へ行くのに、両替は必ず必要ですが、手数料の安い両替所を探すのは手間ですし、クレジットカードのキャッシングは手数料や金利もかかります。

そこでおすすめなのが、デビットカードを使った両替方法です。

デビットカードを使うと、日本円で預けた自分の預金を、現地のATMから現地の通貨で引き出せるのです。

そんなデビットカードを使った、両替方法の特徴を解説していきます。

自分の銀行口座から直接引き出しが可能な便利なカード

まずは、ご自身のメインに使っている銀行から、海外対応のデビットカードが作れるかどうか確認しましょう。

私は三井住友銀行の口座を持っていましたので、海外対応のデビットカードをインターネットから申請して発行しました。発行手数料が無料でした。

カードの銘柄はVISAがお勧めです。理由は、世界中のほとんどのATMでVISAは対応しているためです。
もしも、メインの銀行に海外対応のデビットカードが無いようでしたら、この機に海外のATMに対応したデビットカードを発行できる銀行口座を開設しましょう。

最近では、インターネットからネットバンクの口座の開設を申し込めて、海外のATM対応のデビットカードも発行してくれるので、新規口座開設から海外対応デビットカードの発行までを、家にいながら行えてしまうので便利ですね。

手数料が非常に安くいつでも引き出せるので安全

デビットカードを利用した両替方法の最大の魅力は、手数料の安さです。
ATMや銀行ごとに多少異なりますが、参考までに私が利用している三井住友銀行のデビットカードの場合、1回の引き出しにかかる手数料は100円と消費税10円と合わせて、わずか110円です。

両替した金額の計算の仕方は、VISAの定めたレートに3.05%、加算した金額が預金から引き出され、手数料が引かれます。

手数料が安く、いつでも手軽に引き出せるということは、現金をまとめて持ち歩く必要も無くなります。

もしも、紛失や盗難にあった場合、現金は戻ってきません。

あなたが「旅行中に必要な金額」をあらかじめ引き出して持ち歩いていて、そのお金を盗まれたりしたら…と考えると、ゾッとしますよね。

その点、デビットカードならば、盗まれてしまっても本人認証をしないと引き出せないため、旅行の為に持ってきた現金を持ち歩くより安全と言えるでしょう。

さらには盗難補償や、不正に使われた時の損害賠償が付帯しているカードもありますので、万が一の時の為に、自分のデビットカードの機能を確認しておくことをお勧めします

また、必要な時に必要な金額だけを引き出せるので、帰国時に余分な現地の通貨が余ることも防げます。

世界中のATMがほぼ使えた

VISAのデビットカードは、欧米やアジアなど、ほとんどの国で使うことができます。

ATMにVISAかPLUSのステッカーが貼ってあるATMなら現地の通貨を引き出すことができます。

デビットカードを使用する際、ステッカーが貼ってあるか、必ず確認しましょう。

デビットカードが使えないATM利用時の注意点

VISAやPLUSの表示がないATMや現地のローカル銀行からデビットカードで現地通貨を引き出せないのは当然ですが、ステッカーが貼ってあったATMなのに引き出せない事も経験しました。

上の写真を見て頂きたいのですが、釜山のATMでデビットカードから現金を引き出そうとした際に、何らかの理由で、現金が出なかったため、何度もトライして日本に帰ると、通帳が出金と入金が繰り返されていました。

カードを読み取り、暗証番号も入れて、希望金額を入れる所までは進むのですが、現金が出る段階になると、エラーで現地の通貨を引き出すことができませんでした。

通帳を見ますと、現金を取り出すまで一旦は出金するのですが、現金が取り出せず又預金に戻るという現象が起こっていたようです。

その後、私は別の銀行のATMを利用して、無事に現金を引き出すことができましたが、何度も挑戦してカードがロックされてしまったら一大事でしたね。

対策としては、一度お金を出せなかったATMはもう利用せず、他の銀行のATMで出金することをお勧めします。

また、1日に引き出せる金額が決まっている場合もあるため、旅行に行く前に、ご自分のデビットカードの引き出し可能な金額を確認しましょう。

引き出せる金額は、ご自身で設定することもできるカードもありますので、初期の設定金額を確認し、ご自身で適切な金額に変更しましょう。

クレジットカードが使えるところは、クレジットカードを使い、現金しか使えない時にデビットカードから引き出したお金を使うことをお勧めします。

両替の手数料の目安

「デビットカードで現地通貨を引き出すと手数料が安い」とお伝えしましたが、その他の方法と実際にどれくらい差があるのかが気になるところですよね。

そこで、ATM使用手数料以外に加算されるデビットカードの手数料と、デビッドカード以外の両替方法の手数料について、それぞれ解説していきます。

デビットカードでの預金の引き出し

デビットカードでの引き出しにかかる手数料は各銀行ごとに違います。

手数料が、かからないデビットカードもあります。

逆に、手数料がかかる銀行の場合には、現地のATMの使用料が取られる場合もあると表記されています。

両替の別手数料として、海外で引き出した金額をVISAの指定するレートで円貨に換算し、その金額に各銀行が海外取引に関する事務手数料として0％～4％を加えた金額が預金から引き出されます。

三井住友銀行のデビットカードを例にあげて1ドル=109.87円のレートで 500ドルを両替すると仮定すると、109.87×500=54,935円に、事務手数料の3.05％である1,675円がかかり、そこに引き出し手数料の110円を加えた合計56,720円が預金から引き落とされます。

クレジットカードのキャッシング

クレジットカードで現地の通貨をキャッシングしても引き出し手数料手数料はかかりませんが、現地で引き出したお金がVISAの指定するレートで日本円に換算されて、クレジットカードの締日までの日数の利息が加算されて請求されます。

支払い金額を最小額にする為には、帰国後にクレジットカードの会社に電話をして、キャッシングした分の金額と利息を計算してもらい、指定された銀行口座に振り込みをすることで、利息を最小額にすることができます。

しかし電話をかけて、話をして、振込先の口座を聞いて振込するまでに相当、手間がかかります。

しかも、振り込み手数料は自己負担になります。

振込手数料は、330円から880円で幅がありますが、安くはないですね。

指定の振込先の銀行のATMで直接振り込んでも手数料はかかりますし、労力と時間もかかります。

現金を両替所で換金する

現地の銀行や、両替所の表示のレートに手数料が含まれていて割高になります。

日本で1ドル=109.87円で、両替するレートが112.37円であれば1ドル換金するのに2.5円の手数料が含まれています。

1,000ドル換金するのに2,500円も手数料を払っていることになります。

海外で両替をする際のレートの目安のリンクがありましたので、海外で円を両替する際にどのくらいの手数料がかかるのか参考になさってください。

海外の両替のレートの目安リンク

民間の両替所はもっとレートが高く、通常のレートより高いことが多いため、より多くの手数料を支払わなければならないでしょう。

海外で現地のお金が引き出せる銀行のデビットカード一覧表

デビットカードは海外旅行の際に、両替するのに非常に便利ですが、各銀行の発行するデビットカード、それぞれに手数料などが多少異なります。

大手の銀行のデビットカードの両替にかかる手数料を一覧でまとめました。

デビットカードを発行している銀行一覧

海外ATMは場合よって、手数料は発生する可能性はあるとなってはいますが、私の経験から申しますと、今まで海外のATMの使用手数料が加算されたことはなかったです。

どのATMが使用料金が加算されるかは、実際に利用してみないと、わからないので、手数料が発生する場合もあるということを覚えておく程度で問題ないと思います。

海外ATMの利用手数料は、銀行それぞれ違いますが、普段自分が利用している銀行のデビットカードを持つのがお勧めです。

もし、あなたがまだデビットカードを、持っておらず、新規にデビットカードを作るなら、私のお勧めは楽天銀行です。新規申込時にポイントも付きますし、お得です。私の場合は5,000ポイントもらえました。

カードのブランドは世界中で使えるVISAを選びましょう。

ATMでのお金の出し方

海外のATMは英語に言語を変えて引き出すことになりますので、どの単語が必要なのかわかれば、そう難しくありません。

手順を覚えれば、簡単に預金の引き出しできますので、覚えましょう。

まとめ

デビットカードを使いこなせれば手数料も安く済みますし、両替にかかる時間もかなり短縮でき旅行を楽しめる時間が増えます。

私はクレジットカードで支払いできるところはクレジットカードで支払い、現金のみの対応のお店にだけに、引き出した現金から支払います。

ぜひ、デビットカードを作って簡単で便利に現地の通貨を両替しましょう。